はじめに

前回、ギターアンプに立てるマイクの位置についてのデータを作りましたので、今回はマイクによる音の違いをデータにしてみようと思います。
前回と同じく、全ての音は同一テイク、同一のアンプセッティングで収録しています。

なお以前に作ったデータと違い、オンマイクで中心(から僅かに離して)そのマイクに合った位置で収録しています。
そのためSM57系のマイクは中心寄り、MD421II系のマイクはそれよりも若干エッジに寄った位置に立ててあります。
また、イメージを掴みやすいように左右に80%の割合でPANを振ってダブルで収録しています。

Shure / SM57

ギターアンプに立てるマイクのド定番、Shure社のSM57です。
宅録で脱ライン録音を目指すなら、まず一番最初に買うべきマイクでしょう。

Shure / SM58

同じくShure社のSM58は、ヴォーカル用のハンドマイクとして定番ですね。
かのZakk WyldeはSM58を使用しているとか、いないとか。

Audix / i5

近年レコーディングでも頭角を現してきたAudix社のi5。現代版にリアレンジしたSM57、と考えて良さそうです。
SM57と比べ高音が非常によく出るので、SM57よりも若干エッジ寄りにマイクの位置を移しています。

Sennheiser / MD421II

ディストーションギター収録のもう一つの定番マイク、Sennheiser社のMD421II。
ジャリジャリとした高音が録れやすいので、SM57よりもエッジ寄りにマイクの位置を立てるのがセオリーなのでは。

Sennheiser / e606

板状のデザインが特徴的な、ギター収録に特化した(という触れ込みの)、Sennheiser社のe606です。銀色の方が前。
Sennheiser社のマイクの中では比較的安価なので、MD421IIは財布に痛い場合はこちらを選ぶのもアリでしょう。

Audio Technica / ATM25

ここから先はギターアンプに立てるには少しキワモノなマイクが中心です。
Audio Technica社のキック用マイク、ATM25。低音のよく録れるマイクなので、若干中心寄りに立てました。

Shure / Beta52A

こちらはShure社の同じくキック用マイク、Beta52A。
かなりジャリジャリした質感で、最終的には今回のマイクの中では最もエッジ寄りになりました。

EV / RE20

ベース用等で見ることのできる、EV社のRE20という巨大なマイク。お値段も巨大。
若干コモり気味ですが、かなり中心寄りに立てています。かなり長い構造が関係しているかも。

おわりに

本当は完全に同じ位置で収録した方がより傾向の違いが正確に現れるとは思いますが、今回はそれよりもよりマイクの得意な音を収録する方向で調整しています。
その範囲は基本的にはマイクのセンターキャップの淵から数ミリの程度と考えて頂いて結構です。

なお、この音声データは24bit/44.1kHzで収録し、試聴用データ作成のためWaves L2を使用しリミッティング/マキシマイズの掛からない程度にゲインアップとディザリングを行っています。
視聴用データは192kbpsのmp3。収録環境は以下の通りです。
ギター:Gibson / Les Paul Custom(width EMG 81)
アンプ:Peavy / 5150
キャビネット:ENGL / 4x12
DI:Line6 / POD X3 PRO
リアンプボックス:Reamp / Reamp V.2
マイクプリアンプ:Vintech Audio / Dual 72

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